アンチエイジング効果を高める赤ワインの楽しみ方〈老けない人は何を飲んでいる? ㉑〉

ボージョレ・ヌーヴォー本日解禁! 体もよろこぶ赤ワインの楽しみ方をご紹介します。

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赤ワインに含まれるポリフェノールが体のサビつきを予防

今日、11月15日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日ですね。ご存知のとおり、ボージョレ・ヌーヴォーは、フランスのボージョレ地域でつくられた新酒をいいます。ヌーボーとはフランス語で新酒という意味であることは言うまでもありません。でもよく考えてみると、ボージョレ・ヌーヴォーは、赤やロゼが有名で、白を飲む機会があまりないですね。その理由は、ブドウの品種が、赤やロゼしか存在しないからだそうです。そもそも、ボージョレ・ヌーヴォーの定義が「ガメイ種を育てているボージョレ地区で生産された、ガメイ種のぶどうを100%使っているもの」というフランスの法律があります。

ボージョレ・ヌーヴォーをはじめとする赤ワインは、フレンチパラドックスで有名なように、ポリフェノールが豊富で動脈硬化の予防効果があるとされています。ポリフェノールは、OH基を多くもっており、それが移動することにより酸化還元反応がおこり抗酸化作用を発揮します。ですから、コレステロールの酸化を抑えて動脈硬化予防に働くのです。また、ポリフェノールは、アンチエイジング効果が期待できる抗酸化物質でもあります。

赤ワイン×色どり野菜で、アンチエイジング家飲みを!

ポリフェノールは、植物の外被に多くふまれているもので、赤、紫、黄、オレンジ、緑などの色を付けている色素でファイトケミカルとも呼ばれています。ポリフェノールの多くは、体の中にはいると30分位で作用が現れますが、その効果は2~3時間程度で消えてしまいます。そのため、毎日できれば朝食、昼食、夕食のたびにとることをおすすめします。

赤ワインに含まれるポリフェノールは、アントシアニン、タンニン、レスベラトロール、カテキンなどのタンニン類です。そのうえ嬉しいことに、ワインをはじめとするアルコールは、ポリフェノールの吸収を高める作用があることもわかっています。赤ワインを飲みながら食事をすれば、食材がもつポリフェノールの吸収もアップするのです。たとえば、赤パプリカ、黄パプリカ、ブロッコリー、人参など色鮮やかな野菜を使った料理と共に赤ワインをいただけば、より一層、アンチエイジング効果が高まるのです。これからボージョレ・ヌーヴォー解禁を皮切りに、忘年会ホームパーティなどお酒を飲む機会も増えると思います。メニューを考える際に、色の濃い野菜を使った料理も積極的に選んでアンチエイジングいたしましょう!

※記事の情報は2018年11月15日時点のものです。
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