みんなで選ぶ酒文化の巨人、第1位はサントリーの鳥井信治郎
どの世界にも、時代を画する大仕事をなしたり、後世に強い影響を与えたりした人物がいます。IT業界ならばGAFAの創業者たち、昭和の日本映画ならば小津安二郎、黒澤明、溝口健二などでしょうか。日本の酒文化に大きな足跡を残した「酒文化の巨人」を、酒好き100人の投票で選んでみました。
酒文化の巨人の第1位は鳥井信治郎
鳥井信治郎の生誕140年
1906年に寿屋洋酒店に店名を変更し、翌1907年に「赤玉ポートワイン」を発売し大ヒット商品に育てます。すっぱくて渋いと嫌われたワインを日本人の口に合うように調合し、新聞広告で大々的に告知、後には初の美人ヌード写真を使った広告ポスターつくって話題をさらいました。こうした多方面での創意工夫を重ねて、日本酒全盛の時代にワインを定着させることに成功したのでした。
こうした信治郎の新しいことに挑み続けるチャレンジングな精神は、彼が生前によく口にした「やってみなはれ」という言葉を象徴にされ、今もサントリーのDNAとして引き継がれています。
酒文化の巨人 第2位は竹鶴政孝
酒文化の巨人 第3位は山邑太左衛門
酒文化の巨人 開高健が同率3位
酒文化の巨人 第5位W.コープランド
酒文化の巨人 第6位は川上善兵衛
酒文化の巨人第7位 坂口謹一郎
酒文化の巨人第8位 小川原良征
酒文化の巨人第9位 佐々木久子
酒文化の巨人第10位 浅井昭吾
酒文化の巨人第11位 穂積忠彦
【調査概要】
調査時期:2019年7月22日~27日
調査方法:インターネットによる自記入式アンケート調査
サンプル数:100人(酒好きを自認する方々)
※記事の情報は2019年9月12日時点のものです。
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