カップ酒のニューウェーブ、コスパ抜群ネクストカップ酒に注目
各地にたくさんあるカップ酒、ユニークなラベルを選ぶのもよし、旅先で地酒を楽しむのもよしですが、自宅でならおすすめはコスパ抜群のネクストカップ酒です。ワンコイン(500円)で2~3種類を飲み比べられます。
カップ酒は全国に3000種類
当時は2000を超える酒蔵がありましたから、その7割くらいが一級酒と二級酒の2種類をラインナップしたとすると約3000種類のカップ酒があったと考えられます。現在は酒蔵が1000社くらいに減りましたが、半分ほどは多アイテムを発売しており、総数は今もほとんど減っていないと思われます。容器もガラス製のものだけでなく紙製やペット樹脂製が登場、最近は遮光性の高いアルミ缶のものも増えています。
カップ酒のおすすめはアルミカップ
「焼酎のカップ酒」は「甲類焼酎」「麦焼酎」「芋焼酎」はどれも3割弱にとどまったのは、ほとんどの商品がアルコール度数は25%だからでしょう。カップ酒はそのまま飲むことを前提なので25%は少々ヘビーです。それに比べると登場してまだ日の浅い「ワインのカップ酒」の飲用経験率28%は高いと見てよいでしょう。最近はワインのカップをよく見かけるようになりました。
家で飲むならネクストカップ酒
日本酒の品揃えが豊富な居酒屋さんで飲むことはあるけれど、自宅ではまだ日本酒を飲んだことはないという方におすすめなのが、今からご紹介するネクストカップ酒です。すっきり飲みやすくてほどよいボリューム、お値段もお手頃で言うことなしです。アルミ缶カップ、樹脂製カップのほか、あえてアルミボトルも取り上げました。
おすすめネクストカップ酒➀|ロックがグッド「松竹梅かおりカン」
さらに唸ったのは微炭酸です。チリチリと舌を刺激してフレッシュさが増し、香りを立たせます。口に含むと甘いタッチでバナナが口中に広がりました。これで250ml217円(税別・参考小売価格)とコスパは抜群、さらに氷を浮かべてオンザロックにするとすいすいと入ります。
おすすめネクストカップ酒➁|草分け「しぼりたてギンパック」
カップでそのまま飲むのもおいしいですが、ワイングラスでいただくと、香りが立ってさらにおいしく楽しめます。後味もさらっとドライに切れるので、飲み飽きしません。
おすすめネクストカップ酒③&④|ショット対決「月桂冠」VS「白鶴」
「月桂冠THE SHOT華やぐドライ大吟醸」は今回飲み比べた4つの中ではもっともドライで、日本酒を飲みなれた人も納得する味わいです。りんごのようなフルーティな香りがたち、バランスよくまとまっています。食事には幅広く合わせられる万能タイプです。今度は甘口濃醇タイプ「艶めくリッチ本醸造」も試してみたいと思わせました。
「白鶴THE大吟醸CLEARボトル缶」はアルコール度数を13%と他よりも1~2%低く抑えて、軽く飲みやすさを追求したタイプです。甘い口当たりなのでボディが弱い感じはなく、バランスよくまとまっています。アルミボトルは冷やしやすいうえに軽量で丈夫、アウトドアでも活躍してくれそうです。もうひとつラインナップされた「RICH」はアルコール度数18%とストロング系に思い切って振り、飲みごたえを求める方を狙います。
ネクストカップ酒、コスパが高いのは?
他の商品もおいしくリーズナブル、狙いどおり日本酒の裾野を広げてくれることを期待したいです。
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商品名 (メーカー) |
規格 | 味わいの特徴 | アルコール度数 |
容量 容器 |
参考小売価格 (税別) |
---|---|---|---|---|---|
松竹梅かおりカン 〈酵母877〉 (宝酒造) |
普通酒 | 微炭酸でフレッシュ。ほどよく甘い口当たりで飲みやすく、バナナのような香りが際立つ | 14~15% |
250ml アルミ缶 |
217円 |
しぼりたてギンパック (菊正宗酒造) |
普通酒 | リンゴのような香りが高くフレッシュな味わい。後味すっきり | 14~15% |
180ml ネオカップ |
198円 |
月桂冠「THE SHOT」 華やぐドライ大吟醸 (月桂冠) |
大吟醸 | リンゴのような香りが高く、今回試した中ではもっともドライ。甘口で脳純な味わいの「艶めくリッチ 本醸造」もあり | 15~16% |
180ml スクリュー キャップ瓶 |
250円 |
白鶴 THE 大吟醸 CLEAR ボトル缶 (白鶴酒造) |
大吟醸 | アルコール度数が13%と低く、甘い口当たり。後味はすっきり。アルコール度数18%で辛口の「Rich」もあり | 13% |
180ml アルミボトル |
298円 |
※記事の情報は2020年6月16日時点のものです。
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